万病の元 トランス脂肪酸

トランス脂肪酸とは、肥満やその他病気の原因となる脂質のことです。

 

私たちは気づかないうちに、口にしているかもしれません。

 

日本ではトランス脂肪酸の含有量が1%未満であれば、表示義務がないため、食品の成分表示を見ても知ることはできません。

 

どのような食べ物に含まれていることが多いのか確認し、普段から過剰摂取しないように心がけましょう。

 

トランス脂肪酸とは何か??

トランス脂肪酸については、飽和脂肪酸(ミリスチン酸及びパルミチン酸)、塩分のとりすぎ、過体重、アルコールのとりすぎとともに、心血管疾患(CVD)、特に冠動脈性心疾患(CHD)のリスクを高める確実な証拠があるとされています。

引用元:農林水産省/トランス脂肪酸の摂取と健康への影響

 

その他参考文書

トランス脂肪酸 – Wikipedia

農林水産省/すぐにわかるトランス脂肪酸

 

日本ではまだ、トランス脂肪酸の含有量の表示義務はない。

 

理由は、『大多数の日本国民のトランス脂肪酸摂取量は、WHOが推奨する総エネルギー比1%未満を下回っているから』(食品安全委員会)である。

 

ただし、1日1%以下なら安全ということではない。

 

トランス脂肪酸自体は必須栄養素でもないため、できれば摂取量ゼロが望ましい。

 

なぜトランス脂肪酸は使われるのか?

 

企業のコスト削減が主な理由です。

 

かつては、食用油を原料から取り出すときは搾り出す方法が用いられていましたが、現代では科学溶剤(ヘキサン)により油を溶かしだす方法が多く用いられています。

 

※他にも上から押しつぶす「圧縮方法」や、遠心力で油を取り出す方法がある。

 

コスト減を考えるならば、科学溶剤ヘキサンを使った方法が一番よいです。

 

しかし、科学溶剤(ヘキサン)を使った方法では、製造過程により本来の栄養素は消え、逆に不必要な「トランス脂肪酸」が熱により生成されてしまいます。

 

油を取り出すときのコスト削減方法の他にも、保存状態でのメリットもあります。

 

必要な栄養素が製造過程でなくなってしまった分、保存できる期間が長くなります。

 

これは揚げ物のサクッとした食感とも関係があります。

トランス脂肪酸 含有割合の例

・雪印「ネオソフト コクのあるバター風味280g」(3.0%)
・生協「ケーキ用マーガリン」(3.0%)
・ローソン「マーガリン ローソンセレクト」(1.9%)
・雪印「まるでバターのような やわらかソフト(チューブタイプ)140g」(1.4%)
・イオン「トップバリュ テーブルソフト 320g」(0.7%)
・小岩井乳業「小岩井 マーガリン 醗酵バター入り 180g」(0.68%)
・小岩井乳業「小岩井 マーガリン ヘルシータイプ180g」(0.34%)
・雪印「ネオソフト」(0.8%)

 

※「明治」、「セブンイレブン」、「ヤオコー」の3社はトランス脂肪酸の含有量について「無回答」であった。

 

※バターにも含まれているということは、サンドウィッチにも入っている?

 

結論

・普段、トランス脂肪酸を摂取していないか意識する

・バター、マーガリンの過剰摂取は禁物。使用しないことが望ましい。

・トランス脂肪酸が含まれている可能性がある食品もなるべくなら敬遠した方がよい(サンドウィッチ、ショートケーキなど)

・日本で売られている商品(国産)であれば、極端にトランス脂肪酸が含まれていることはないはず(1%未満)。

・普段から献立が決まっている人、野菜を多めに食べているような健康志向の高い方は気にする必要がなさそう。

 

普通に食事していれば、摂取エネルギーの1%以上をトランス脂肪酸で満たしていることはないと思われますが、定期的に買っているものに「トランス脂肪酸」が入っていないか、チェックしてみても良いですね。

 

 

以上です。

 

美友庭